マルガモ 悲しい物語
マルガモ マガモとカルガモの雑交配種を「マルガモ」と言うらしい。
3月中旬、近くの池を覗いたら、マガモの一番(つがい)とマルガモ1羽がいた。
マガモはいつも番で一緒におり、少し離れた所にマルガモが1羽でポツンといる。
私が彼らに近づくとマガモ番は、ゆっくりと距離を離すように遠ざかるが、マルガモは、逃げない。
かえって近づいて来る様にも見える、餌をやる訳でもないのに。
こちらの勝手な想像だが、寂しそうに見える。話し相手でも欲しいのかもしれない。
カモ類の雑交配は珍しくないらしいが、それが二代、三代と続くのは難しいのだろう。相手も純血種を選ぶだろうから。
そういう事でこのマルガモもパートナーがいないのではないだろうか。
春が来て多くのマガモも北へ旅立ったが、このマルガモはどうするのだろう。
3月、福岡市。
頭部はマガモと全く同じで、光の角度により緑に見えたり紺色に見えたりする。
マルガモとマガモの比較。
首の白い輪は無く、胸は白い、お尻も白い。
こちらはマガモ。
時としてマガモとの激しいバトルが繰り広げられる。
マガモがマルガモの脚に噛みついている。
マガモの勝、右が逃げて行くマルガモ。
マガモのペアを遠くから眺めるマルガモ。可愛そうに。