チャーリーマイクの鳥ウォッチング

野鳥撮影を中心に身の周りで撮影した写真をアップします

シロオビアゲハ  沖縄(その5) セーファーウタキ

シロオビアゲハ  沖縄(その5) セーファーウタキ

斎場御嶽(せーふぁうたき)なる史跡を訪れた。
ここは、王国最高の御嶽とされ15世紀-16世紀の琉球王国尚真王時代の御嶽であるとされる王国最高の御嶽とされ、国家の最高神職である聞得大君が管理した。
聞得大君の就任儀式「御新下り(おあらおり)」が行われた御嶽でもある。
かつて琉球の御嶽はその全てが男子禁制であり、斎場御嶽では庶民は入口の御門口を越えて進入することは許されず、国王であっても、御門口より先に入るには袂の合わせを女装に改める必要があったという。
2000年11月首里城跡などと共に、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されている。
近年まで男子禁制だったが、再び地元の南城市は、文化財保護を図るため男子禁制を徹底させることを検討しているらしい、そうなれば観光で訪れることも出来なくなるだろう。

ここで出会ったのが、シロオビアゲハ。
インドから東南アジアの熱帯域に広く分布し、日本ではトカラ列島中之島以南の南西諸島に分布。沖縄地方では普通に見られハイビスカスなどの赤い花によく訪花し、荒地や林、海岸などでも飛ぶ姿が見られる。

2016年10月。
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ここから望む久高島。
この島は、創世神アマミキヨが天からこの島に降りてきて国づくりを始めたという、琉球神話聖地の島である。
琉球王朝時代に沖縄本島最高の聖地とされた斎場御嶽は、この久高島に巡礼する国王が立ち寄った御嶽であり、久高島からの霊力(セジ)を最も集める場所と考えられていた。
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斎場御嶽内に有った第二次世界大戦時の艦砲射撃によってえぐられた地表が残っていた。
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